コピーライター初心者の俺が、1ヶ月で感じたことをまとめてみた。

こんにちは!fummyです。

この4月(2017年)から転職し、コピーライターの1年生になりました。

もともと「webでのメディアの育て方(=集客の仕方)」を勉強したかったので、webマーケティングの会社に転職したわけですが、まさか自分がコピーライターになるとは思ってもみませんでした。

この記事では、転職から1ヶ月経過した時点で感じたことを、完全に個人の感想でまとめてみたいと思います。

優れたコピーを書くには技術がいる

まずは、いいコピーを書くには技術がいるんだなということ。

転職前の仕事は出版社で編集や取材などをやっていたため、一応、ライティングの仕事はしてたんですけど、コピーライティングは初めての経験。いや〜、コピーライティングって今までやってきたライティングと全然違いますね。例えるなら、ヤマト運輸と佐川急便ぐらい違う(←わかりにくい)。

コピーライティングの目的は、最終的にコンバージョン(成約)させることにあるのですが、それには、読者の心を動かしたり、商品やサービスの魅力を目一杯伝えることが必要なわけですよ。

一見簡単そうに見えるんだけど、これが意外と難しい(笑)。もちろん中にはセンスのある人がいて、「こんなちょろいことないぜ」って感じでできるのかもしれないですが、自分はどちらかと言えばむしろ劣等生側ですからね。

コピーにおけるルール(技術)を掴めば誰でも強い文章が自在に書けるようになる!

ただ、センスがなくてもできるっていうのがコピーライティングの奥深さで、コピーライティングはコツを掴めばできちゃうってのもおもしろさのひとつです。

これはベストセラー本『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)の著者、佐々木圭一氏も言っていましたね。佐々木氏も何を隠そうコピーライターなわけですが、最初は落ちこぼれだったと本書にも書かれています。

それがコピーには一定のルールがあることに気づき、それを発見してからはメキメキと自分の書く文章が良くなっていったのだとか。

たとえば、本の中にはこんな例文があります。

例えば、「この店のラーメンはおいしい」と表現したかったとします。

これを、下のように変えてみます。

「他の店がまずく感じるほど、この店のラーメンはおいしい」

ほら、どうですか?さっきよりこの店のラーメンがおいしいってことが強く伝わってきませんか?

これはギャップ法と呼ばれるやり方で、あえて反対にある「まずい」という言葉を使って「美味しい」を際立たせる方法です。

これはほんの一例でしかありませんが、このように技術を身につけることによって強い言葉は誰でも書けるようになります。今はまだまだ未熟者ではありますが、いつか自由自在に文字をあやつって、心を掴む文章がかけるようになればいいな〜なんて妄想をしています。

ちなみに、『伝え方が9割』は日常生活でも使えるテクニックが満載なので、日本人全員に読んでほしいぐらいの本です。好きな人を上手にデートに誘えるようになりたかったり、上司に自分の主張をうまく伝えたいって方には特にオススメですね。多分近くの書店にも必ず置いていると思いますが、便利にaアマゾン通販で買いたい方は以下のリンクからどうぞ。

自分の個性を押し通すのではなく世の中の需要をうまく汲み取ることって大事じゃね?

自分は、その人の個性がギラギラ輝いているような作品が好きなわけですよ。いわゆる「アクが強い」ってやつですかね。

けど、それってハマる人にはハマるけど、世の中の人みんなが好きなわけではない。むしろ獲得できるのは世の中の少数派だったりする。それだと、結局「たくさんの人を集客する」って意味では失敗なわけですよね。

多分、コピーライターに求められるのは、「世の中の需要をうまく汲み取って、そこに自分を近づけていく能力」な気がしてます。

例えば国民的アイドルグループAKB48の作詞を担当している秋元さん。

彼が書く歌詞って強烈な個性があるとは思えないけど、誰が聞いてもそれなりにいいなって思える感じだと思うんですよね。いい意味で70点っていうか。しかも子供〜お年寄りまで、多分全員聞けちゃうところがマジですげぇなって思います。

中学生が聞くような音楽の歌詞って大人になってみると恥ずかしい気持ちになって聞けなかったり、逆に大人が聞く音楽の歌詞ってこどもには理解できなかったり、個性はあるかもしれないけど、みんなを捉えるっていうことはできていない。秋元さんの歌詞にはそれがないんですよね。俺はこれこそ究極のマーケティングだと思っています。

やっぱりこの仕事を始める前は文章を書くって、言葉の芸術っていうか「センスでやる」みたいなイメージだったんですよ。

もっと言えば「わかる人だけわかればいい、みたいなエゴ丸出しでも別にいい世界なんでしょ?」ぐらいに思ってたかもしれません。

けど、そんなの大間違いだったってことがわかりました。

コピーを書くためにはものすごくリサーチに時間をかけるし、ユーザーはどんな悩みをかかえているのかな、どんなことを欲しているのかな、とか、お客さんの頭の中をとことん追求していくわけです。

だから、ある意味こちらからお客さんのほうに近づいていくって感覚がコピーライター、むしろマーケティングには必要とされているのかなとは漠然と思いました。

一流のコピーライターになるために覚悟を決めてやるしかない

しっかり会社で毎日ダメ出しを食らっているfummyですが(笑)、コピーライターにはある条件さえ持っていれば誰でもなれると信じてやっています。

それは「毎日努力を続けられること」。

ぶっちゃけ言うと自分には「センス」はないなとは思います。

やっぱり突き詰めればセールスだから、惹きの強い言葉を直感で選べる人や、人を惹きつける文章の構成(流れ)を本能でできる人もいるわけですよ。

そういうの見るとやっぱり自分の選ぶ言葉ってそういう意味では劣っているなと感じずにはいられません。

けど、始まってまだ1ヶ月。センスとか才能のせいにするのはまだ早い。

とくに、セールスコピーには決められた「型」があるので、それを自由自在に操ることができればある程度のコピーは書けるようになると上司に言われているので、それを信じてやっていくしかないですよね。

これからコピーライターを目指す、特に20代の人は少なくとも1年間毎日本を読むとか、ネットで調べるとか、そういった努力をしたあとでセンスとか才能のせいにしてほしい。

もちろん人によって向いている向いていないはあると思うので、絶対に向いていないと思えば別の分野に進むのはいいと思います。

けど、好きならやってみればいい!

きっと好きっていう情熱が仕事をする上で一番大事なことになってきます。

あと、やっぱり自分の場合は、うまくいかなかったからといって簡単に諦めたくない。

諦めるのって簡単じゃん。

けど、ここで諦めたら何やっても同じ気がする。

結局人と同じことやってたら、同じようにしかならないんです。

俺はもっと稼ぎたいし、早く一人前になりたい。

一人前って、簡単に言ったら「どこに出てもやっていける」ってことだと思うんですよ。

会社に属せよ、フリーでやっていくにせよ。

だったらここで甘ったれた言葉なんて吐いてらんねー。

人生で何かをかけるには、死に物狂いでやってみてもいいんじゃねーかと。

20代ギリギリでコピーライターになったfummyも、毎日努力して1日でも早く一人前のコピーライターになれるように頑張ります!



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