潰瘍性大腸炎に負けない強い腸を作る!本当にオススメの乳酸菌サプリメント3選!

「14名中12人が寛解」。これは森永乳業で行われた「乳酸菌」を使った寛解導入テストの結果です。

潰瘍性大腸炎になってから乳酸菌を処方されている方も多いと思いますが、乳酸菌がどのような効果を持っているか理解している方は少ないのではないでしょうか。

結論から言うと、乳酸菌が腸内環境を整えることで免疫活動が正常に機能しやすくなることが最近の研究によって明らかにされてきました。ただ、見落としてはならない条件があり、それが「大量の乳酸菌」が投与されていたこと。多くの実験では1000億個以上/日の乳酸菌が投与されており、この数はおよそヨーグルトや乳酸菌飲料からは摂取できないほどです。

では、身近な食品からこれほど大量の乳酸菌を摂取することはできないのでしょうか。答えは「No」です。身近なもので言えば「乳酸菌サプリ」を利用することで、上記に匹敵する乳酸菌の摂取が可能です。

ここでは潰瘍性大腸炎における乳酸菌の効果と、効果的な摂取方法についてお伝えしようと思います。



乳酸菌は潰瘍性大腸炎の症状緩和をサポートする?

近年の研究結果によると、乳酸菌の摂取によって潰瘍性大腸炎の症状は緩和できることが確認されています。

以下のグラフをご覧ください。

これは、森永乳業が潰瘍性大腸炎における乳酸菌の効果を調査した実験結果です。

この実験では、軽症〜中症程度の14名の潰瘍性大腸炎患者を対象とし、1日2000億〜3000億のビフィズス菌BB536を24週にわたって摂取してもらいました。

最終的には、14人中12名に症状の緩和が認められ、内10名は寛解という結果となりました。さらに、今回の実験では直腸炎型・左側大腸炎型・全体腸炎型のすべての類型において同じように症状の改善が確認されているのも注目すべきポイントです。

なぜ乳酸菌は潰瘍性大腸炎の症状緩和に効果があるのか?

乳酸菌が潰瘍性大腸炎の症状緩和に効果を示しているのは、以下の2つが関与していると考えられています。

  • 1.腸内環境の改善
  • 2.免疫機能の正常化

1.腸内環境が改善されるから

ひとつ目は、乳酸菌の作用で腸内環境(腸内フローラ)が整えられたことが挙げられます。

私たちの腸内には、善玉菌・悪玉菌などの腸内細菌が住み着いていることはもはや説明不要でしょう。この善玉菌と悪玉菌は「善玉菌:悪玉菌=2:1」という比率になるのが最も理想的と言われているのですが、潰瘍性大腸炎患者の腸内は「悪玉菌が優勢」になっている傾向が強いです。

この悪化した腸内環境を整えてくれるのが「乳酸菌」です。

乳酸菌は腸内で「乳酸」や「ビタミン群」を生産し、腸内を酸性に保つ働きをします。実は悪玉菌はこの「酸性」の状態が苦手です。これによって悪玉菌の増殖は抑えられ、善玉菌優勢の腸内バランスに変わっていくのです。

乳酸菌には整腸作用があることはみなさんもご存知かと思いますが、それは乳酸菌が上記のような働きをしてくれるからです。

腸内環境が整うことで以下のような効果が期待できます。

  • 毎朝の血便が止まる
  • 下痢が改善される
  • トイレの回数が減る
  • 健康的な便になる
  • つらいガス溜まりが治まる(オナラがすっきり出る)
  • 腹痛が緩和される
  • 下痢と便秘の繰り返しが治まる

このように腸内環境を整えることで、潰瘍性大腸炎の症状の軽減が期待できます。

2.免疫機能が正常化するから

もうひとつの理由は、過剰になった免疫機能が正常化することです。

潰瘍性大腸炎患者は「免疫機能が過剰反応」していることが多いです(免疫抑制剤の処方があるのもこのためです)。そして、腸内環境と免疫機能は密接な関係にあることが最近の研究によりわかってきました。

実は、人間の免疫機能のほとんどは腸に集中(全体の70%)しています。この腸内環境の悪化は免疫機能の過剰反応を引き起こすことも近年の研究によりわかってきました(腸内環境悪化による「免疫過剰状態」が潰瘍性大腸炎やクローン病を引き起こす原因なのではないかとも考えられています)。

免疫力の正常化は炎症抑制に効果あり

そして、免疫機能の正常化は、潰瘍性大腸炎の症状緩和につながることもわかってきました。

注目すべきは「制御性T細胞」という細胞。この細胞は炎症を抑制する効果を持っているのですが、悪化した腸内では働きが悪くなる一方、健康な腸内では活発に働き、さらに細胞数も増加することがわかりました。実際にマウスを使った実験では、制御性T細胞を増やしたグループのマウスは、腸の炎症がしっかりと抑制されたとのデータがとられています(参考:理化学研究所。つまり、制御性T細胞の働きを高めることによって、潰瘍性大腸炎の炎症を抑えることが期待できるということです。

理研の発表を噛み砕いてわかりやすく説明します。

腸内環境の改善で炎症が抑制されるメカニズム
  1. 乳酸菌による腸内環境の正常化
  2. 腸内環境が正常化し、制御性T細胞が増える
  3. 制御性T細胞によって潰瘍性大腸炎の炎症が治まる

今では、乳酸菌の摂取で腸内環境を整える方法は、服薬以外の治療法として大きな注目が集まっています。上に紹介した理研の研究発表は潰瘍性大腸炎・クローン病など炎症性腸疾患の新たな治療法の可能性として大きな注目を集めることとなりました。

乳酸菌は「体質改善」につながることも大きなメリット

乳酸菌は炎症抑制だけでなく、体質改善につながることも大きなメリットです。

先述したように、潰瘍性大腸炎患者の腸内環境は悪化しているケースが多く、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が少ない傾向にあることもわかってきています。

腸内環境の乱れは、食生活や生活習慣の乱れに大きく影響を受けています。こうした習慣は、大きく何かを変えなければなかなか変わるものではありません。そういう意味では、乳酸菌の摂取は体質改善の方法のひとつです。時間はかかるかもしれませんが、コツコツと摂取を続けていくことによって腸内環境は今よりも必ずいい方向に変わっていきます。

薬では体質は改善はされない

また、乳酸菌の摂取は体質改善という「根本的なところ」にリーチできることも大きな魅力です。薬の利用はあくまでも「今ある症状を緩和する」ことであって、「飲んだら治る」というものではありません。

薬による治療は間違いなく必要です。しかし、薬だけに頼るのではなく、体質改善に取り組むことで自身の免疫力や治癒力を高めていくことが重要治療なのではないでしょうか。

乳酸菌の摂取は発症から早いほど効果は高い

腸内フローラの改善は、発症から早ければ早いほど効果があるというデータがとられています。

カナダのマクマスター大学が行なった糞便移植での結果では、発症年数が浅いグループほど寛解しており、発症1年以内の患者は4人中3人が寛解したという結果が報告されています。

乳酸菌の摂取も腸内フローラの改善を目的としていますから、糞便移植と目的は一緒です。つまり、乳酸菌の摂取もなるべく早めに取り掛かったほうがより高い効果を望めるということです。

これから乳酸菌の摂取を考えている人はできるだけ早めに取り掛かることをお勧めします。そのほうがメリットも大きく、寛解の時期も早まる可能性が高いです。

ヨーグルトでの摂取では効果が期待できない?

乳酸菌といえばヨーグルトが真っ先に思いつくと思いますが、潰瘍性大腸炎患者が症状緩和のために取り組むという観点から言えばお勧めできません。

理由は「症状改善できるほどの乳酸菌量が含まれていない」ことにあります。

症状改善できるほどの乳酸菌量が含まれていない

私たちの腸内には100兆を超える腸内細菌が住んでいます。膨大な数が住み着いているからこそ、腸内環境に影響を与えるには大量の乳酸菌が必要です。

冒頭の実験をもう一度見てください。この実験で患者が摂取した乳酸菌数は1日2000〜3000億個です。このように、症状の改善を期待するには大量の乳酸菌を摂取する必要があります。最低でも1日に1000億個以上の乳酸菌の摂取が必要と思っていただいて構いません。

ちなみに、ヨーグルの乳酸菌数は100g中に100億個です。つまり、ヨーグルトで十分な乳酸菌を摂取しようと思ったら、1日に2kg以上の乳酸菌の摂取が必要となります。これでは、摂取の継続はとても現実的ではありません。

実は、ラッグビーではなかなか症状改善につながらない理由もここにあります。ラッグビー1袋は3gとなっているのが通常ですが、そこに含まれている乳酸菌数は4.5億。症状の改善に必要な乳酸菌数は含まれていないことがわかると思います。

乳酸菌はサプリで摂取することが理想的

大量の乳酸菌を摂取するならサプリメントは有力な選択肢のひとつです。

注意すべきは乳酸菌の数を必ず見ること。商品によって乳酸菌の数が全然違いますので、少なくとも1日1000個以上摂取できるものを選ぶようにしてください。

さらに、サプリによっては数種類の乳酸菌を摂取できるのも大きなポイントです。実は、どの乳酸菌が合うかは一人一人違います。よって、ひとつの乳酸菌を摂取するだけでは、必ずしも効果を得られない場合もあります。しかし、数種類の乳酸菌を摂取することによって、自分と相性の良い乳酸菌と出会える可能性もアップします。

また、乳酸菌は数種類を同時に摂取することで相乗効果が生まれるので、よりパワフルな効果を期待できるようになります。なぜなら、乳酸菌は種類によって効果が少しずつ異なるからです。多くの種類の乳酸菌を取れば、お互いが効果を補完しあって、より大きな効果を生み出します。

自分と相性のいい乳酸菌は一人一人異なります。ですから、なるべく乳酸菌の種類の多いものを選ぶほうが、自分の相性と良い乳酸菌と出会える確率も結果的にアップします。

潰瘍性大腸炎のためだけに選んだオススメ乳酸菌サプリ3選!

市場に出ているサプリの中から潰瘍性大腸炎に効果があるサプリを探すのはとても大変です。おそらく自分で探しても乳酸菌数が足りないものがほとんどではないでしょうか。

以下は特に乳酸菌の数にこだわって選んだ商品です。いわば「潰瘍性大腸炎のためだけに選んだサプリ」となるので、サプリ選びの参考にしてください。

乳酸菌革命
ビフィリゴ1000
久光製薬 乳酸菌EC-12

乳酸菌の効果を最大限にする摂取方法とは?

乳酸菌の摂取時に以下を気をつけることで効果を最大限まで引き上げることができます。

  • オリゴ糖・水溶性食物繊維と一緒に摂取する
  • 夜に摂取する
  • ぬるま湯で摂取する

オリゴ糖・水溶性食物繊維と一緒に摂る

オリゴ糖や水溶性食物繊維は乳酸菌のエサとなるものです。これらと一緒に摂取することで乳酸菌も元気になり、働きも最大限まで高めることができます。

さらに乳酸菌がこれらのエサを消化・分解するときに発生する「乳酸菌生産物質」が腸にいい影響をもたらすこともわかってきました。

乳酸菌を元気にする力、そして分解された時に生まれる物質の効果。ダブルの効果で腸内環境を改善してくれます。

オリゴ糖を多く物 バナナ・はちみつ・豆乳・きな粉・大豆・豆腐・アスパラガス・ごぼう・たまねぎ・にんにく・味噌・甘酒
水溶性食物繊維を多く含むもの りんご・桃・いちご・洋梨・さくらんぼ・柿・アボカド・納豆・おくら・ひじき・わかめ・もずく・昆布

※乳酸菌のエサとなる物質を「プレバイオティクス」と言います。こちらの記事で詳しくまとめていますので、興味のある方はこちらをご覧ください。

【潰瘍性大腸炎】善玉菌の働きを最大限に高めるプレバイオディクスとは?

2017.11.22

乳酸菌摂取のベストタイミングは夜

乳酸菌が最も腸内で活発になるのが就寝中、特に夜10時〜2時の間です。この時間は乳酸菌働きがピークを迎えるためゴールデンタイムと呼ばれています。

また、食後は胃酸が弱まるため、夕食後に摂取するいいです。みなさんが服用しているラッグビーも食後の服用ですが、その理由は胃酸が弱まっているからです。

ただ、これについてはあまり気にしなくても問題ありません。朝や昼にとっても効果がなくなるわけではないので安心してください。できれば夜に摂取したほうが効果は高まるという程度。基本的には自分の好きなタイミングで摂取しても問題はないでしょう。

ぬるま湯で飲むのがベスト

サプリを飲むときは水・ぬるま湯どちらでも構いませんが、ぬるま湯のほうがいいです。少し温まったぐらいが乳酸菌は働きやすくなります。水でも構いませんが、冷たすぎると腸への刺激になるので、症状を悪化させないように注意しましょう。

乳酸菌を大量摂取することで症状が悪化する心配はない

乳酸菌を膨大に摂取することで症状が悪化するのではと心配になる人もいるかもしれませんが、乳酸菌の膨大摂取による症状悪化はまずありません。

害があるのであれば、そもそも高濃度乳酸菌の治療自体に疑問符がつくことになりますし、摂取しすぎたとしても体から排出されるだけですので心配はいらないです。

ただし、どうしても心配だという人ははじめに摂取するサプリの量を、容量の半分から始めてみることをオススメします。

乳酸菌は死んでも効果がなくなるわけではない

乳酸菌は生きて腸まで届けることが最も効果的ではありますが、死んだしまったからといってその効果が失われるわけではありません。

近年の研究によって乳酸菌の効果を得るには、必ずしも菌が生きている必要はないということがわかりました。

ちなみに、死んだ菌のことを「死菌」と言いますが、死菌には次のような3つの効果が残ります。

1.生きていいる乳酸菌のエサとなる

まず、死菌は腸内で生きている乳酸菌をはじめとする善玉菌のエサとなります。その効果によって、腸内の善玉菌がより活性化し、パワフルに働いてくれることを期待できます。

2.悪玉菌や腐敗物を絡め取って腸内をキレイにする

死菌は腸内の腐敗物や悪玉菌を絡め取って体外に排出する力を持っています。簡単にいうと、腸内の汚れをキレイに拭き取ってくれるようなイメージです。

この効果は先述した食物繊維の効果と非常に似ています。

3.菌体が腸管を刺激し免疫力を正常にする

私たちの免疫機能の約70%は腸内に集中していることは先ほど述べました。実は死菌も腸内の免疫細胞をうまく刺激することができます。そして、死菌によって腸内の免疫細胞が刺激されることで、過剰だった免疫機能が正常化することもわかっています。

まとめ

本記事の内容を改めてまとめてみます。

  1. つらい下痢・血便・腹痛などの症状は乳酸菌の摂取で改善することができる
  2. 乳酸菌の摂取で潰瘍性大腸炎の症状が改善されることは実際の実験でデータがとられている
  3. 乳酸菌の摂取は発症から早ければ早いほど効果は高い
  4. 乳酸菌を摂取することは体質を根本から改善することである
  5. 上記は薬ではできない。
  6. 潰瘍性大腸炎の改善のためには、膨大な乳酸菌が必要となる
  7. ヨーグルトの摂取では乳酸菌が足りない
  8. 乳酸菌を摂取するならサプリメントで摂取する
  9. 乳酸菌の効果を最大限に高める摂取方法がある
  10. 乳酸菌の摂取の安全性は確保されている

薬は対処療法でしかありません。つまり、今ある症状をどう抑えるかを重点に考えられており、根治を目的とするものではありません。

しかし、乳酸菌を摂取することで腸内フローラを改善し、体質を根本的に改善していけば、今までなかった効果を期待することも可能です。実際に、高濃度の乳酸菌の摂取で症状から解放されている人は増えてきています。筆者もその一人です。そして、原因究明には至っていないものの、腸内細菌の働きが大きな鍵を握っているというところまでは最近の研究でわかってきました。

つらい下痢・腹痛、これらから解放される可能性が乳酸菌にはあります。

ただし、何度も言いますが何よりも大事なのは継続です。乳酸菌の摂取で体調を悪くすることはありませんので、症状が改善されたらラッキーぐらいの気持ちで根気強く取り組むのもいいかもしれません。理想は三ヶ月ですが、最低2週間続ければ何かしらの変化が必ずあるはずです。

その時はこのブログに効果があったと書き込んでもらえると嬉しいです。

そういう情報がUC患者の間でも広まっていき、新たな治療の方法として情報共有できる時代がくることを願います。



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