「大腸内視鏡検査って痛いって聞くけど本当なの?」
初めて大腸内視鏡検査をする人はいろいろな不安があるかと思いますが、検査がどれだけ痛いのかはかなり気になるポイントかと思います。
これまで10回以上検査をしてきた管理人から言わせると、痛みはあるけど、全然我慢できる程度ってのが正直な感想です。
それと個人的にやっている痛みを和らげる方法もあるので、それも合わせて紹介したいと思います。
もくじ
大腸の内視鏡検査はあまり痛くないので不安になりすぎないほうがいい
みなさんが不安に思っている内視鏡検査の痛みですが、個人的には「全然我慢できる程度の痛み」という感じなので、あまり不安にならないほうがいいと思います。
ただ、少しは痛いですよ。どのぐらい痛いかっていうと、普通に食あたりでお腹が痛い時ぐらいですかね(曖昧ですみません)。
「あ゛ーー!!!」とか声出るぐらいの痛みでは全くないのでご安心ください。「痛っ…」ぐらい(曖昧ですみません)。
あと、痛みが出るのって行き(カメラが奥に進んで行く)の時だけで、帰りはぜんぜんしんどくないです。こちらは無痛で終わります。
内視鏡検査で痛みを感じるのはどんな時?
内視鏡で痛みが出るポイントって決まっているので、痛みが出やすいポイントをまとめてみました。
1.カメラを入れる時
痛みの度合い:★☆☆
普段肛門に何かを入れることなんてやらないですから、ここが気持ち悪いと思う人はいるかと思います。痛いっていうか気持ち悪いって感じですね。
曲がり角を曲がる時
痛みの度合い:★★☆
S状結腸とか、腸の曲がり角を曲がる時はカメラを多少押しながら進むので、少し痛いです。
曲がり角で痛みの出る箇所は3箇所ですかね(管理人の腸は曲がり角がもれなく難所)。
- S状結腸
- 右上の曲がり角
- 左上の曲がり角
自分の先生は「曲がり角曲がるから少し痛いよ〜」って声かけてくれるので準備できてます。
空気が溜まった時
痛みの度合い:★★☆
あとよく聞くのは、空気が溜まった時ですね。内視鏡検査は腸に空気を入れて膨らませながら進むので、空気が溜まりすぎると痛みを感じる方もいます。
ちなみに、自分は空気が溜まって痛くなったことはありません。これは個人差とか先生の技量とかが大きいようです。
痛みを和らげるコツ
では、個人的なテクニックになりますが、痛みを和らげるコツをご紹介したいと思います。
痛い時は息を吐く
まず、痛い時は息をゆっくり「フーっ」と吐きましょう。ストレッチもそうですが、息を吐くと痛みってなぜか軽減されるんですよね。
あと、カメラを押す時の痛みってそんなに長い間継続するわけじゃないので、フーッと2〜3回吐いているうちに終わっちゃいます。
空気が溜まったら遠慮なくおならをする
あと、空気が溜まって痛くなった場合は、遠慮なくおならをしましょう。自分も先生に確認したことがあるのですが、苦しくなったらおならはどんどんしてOKと言われました。
我慢して苦しくなるのはキツイと思いますので、おならはどんどん出しちゃったほうが楽ですよ!
医師とコミュニケーションをとる
どうしても痛みが我慢できない時は、医師にきちんと伝えましょう。もしかしたら痛み止めを増量してくれるかもしれないし、カメラをゆっくり進めてくれるかもしれません。
大腸内視鏡検査の流れ
初めての方は内視鏡検査の流れがわからなくて不安になっていると思うので、大腸内視鏡検査の流れを説明したいと思います。
1.下剤で腸をキレイに
大腸内視鏡検査の最初の関門は下剤です。検査より下剤のほうがきついって方もいるぐらいですね。なぜならマズいから(笑)。結構マズいんで覚悟しておいてください。
使う下剤は病院によって違うと思いますが、管理人はニフレックという下剤をいつも使ってます。
だいたい2時間ぐらいかけて飲んで、3時間ぐらいかけて排便って感じですかね。
内視鏡検査を受けるには腸をキレイにしておくことが前提ですので、しっかり腸をキレイにしておきましょう。
2.病院に着いて着替え
病院について受付を済ませたら最初は着替えです。お尻側に穴のあいた紙パンツを履きます。
前後逆にならないようにだけ気をつけてくださいね!
3.血圧・脈拍測定
着替えが済んだらいよいよ検査台へと向かいます。ここからは看護師さんが丁寧に指示してくれると思いますので、それに従いましょう。
最初は血圧・脈拍測定ですね。
あまりに緊張しすぎると脈拍で緊張がバレます(笑)。初心者のうちはしょうがいないと思いますけどね。
3.お尻拭き
その次はお尻拭きです。検査前に看護師さんがお尻をキレイに拭いてくれます。
4.痛み止め注射
次は痛み止めの注射です。
痛み止めの注射を打って5〜10秒もするとクスリが効いてきます。結構早いですよね。
クスリが効いてくる瞬間、なぜか喉に一瞬くるんですよね。ヒンやりするというか。不思議な感覚です。そこからは一気にボーッとします。
この注射、けっこう効き目は強いと思います。なかなか強めにボーっとして、酔っ払ったような感じになります。頭は働いてるけど、力が抜ける感じ。ダウナー系の麻薬ってこんな感じなのかなーって思ったり(笑)。
5.肛門にローションを
次は肛門にローションですね。先生が指を入れながら中まで塗ってくれます。お尻に指を突っ込まれる感覚は今でも慣れませんね。若干抵抗がありますが、全然我慢できます。座薬と一緒です。
6.カメラ挿入・検査
いよいよカメラ挿入です。先ほども言ったように、曲がり角や空気が溜まりすぎると痛む場合がありますが、息を吐いたり、おならをしたり、少しでも痛みを和らげながらリラックスして臨みましょう。あと、仰向けになったり横向いたり、カメラが通りやすい対位をするように先生も指示を出してくれるので、それに従いましょう。
痛むのは往路だけです。終点までついたら一安心。あとはスルスル〜っとカメラを抜いて終わりです。
7.撮影・細胞の採取
帰り道は撮影や細胞の採取を行います。ワイヤーで腸壁を「プチっ」ととりますが、全然いたくないし感覚もないので安心してください。
8.終了・休憩
これで内視鏡検査は終了です。先ほどの痛み止めのせいでボーッとしてると思うので、小一時間別のベットで眠るように促される場合があります。ここでしっかり休んで、意識をしっかりさせてから帰宅するようにしましょう。
おわりに
内視鏡検査はそんなに怖いものではありませんので、あまり不安にならなくて大丈夫です。それよりも、前日の食事制限など守るべきものはきちんと守って臨むことに気を配ってください。現在は医療器具も進歩してるので、カメラも全然細いです。気楽な感じで挑みましょう〜。
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