潰瘍性大腸炎でも運動していいのか?適度な運動は腸を活性化させる!

潰瘍性大腸炎になってから「運動するのが怖い」と思ったことはありませんか?

特に発症したての方の場合、病気の症状に加え食事制限による貧血でフラフラになってしまうこともあります。筆者もそうでした笑。そんな状態で運動なんてしていいのだろうかと思ってしまいますよね。

しかし、適度な運動は腸の働きを活性化させます。そして、結果的に腸にも良い影響を与えるのです。

今回は潰瘍性大腸炎と運動の関係についてまとめてみたいと思います。



 

適度な運動は血行を良くし腸を活性化させる

運動が健康に良いことはみなさんご存知かと思いますが、適度な運動は腸の働きも活性化してくれます。特に便秘の方は運動すると便秘が改善してしまう方もいるほどです。

しかしながら、なぜ運動することで腸の働きが活性化するのでしょうか? 運動によって腸の働きが活発になる理由は次の3つです。

新陳代謝が上がる

新陳代謝が上がると腸の働きは活性化します。

運動をすると汗をかいたり血流が良くなったりしますよね。その結果、新陳代謝が高まります。

特に腸は新陳代謝が必要な臓器と言われています。便の通り道となって傷ついた細胞をどんどん生まれ変わらせる必要があるのです。

新陳代謝が高いと細胞もどんどん生まれ変わらせることができます。そのため、潰瘍性大腸炎の炎症が起きている細胞も新たに生まれ変わられせる力も高まります。 

腸が刺激される

走る・歩く・跳ぶなど、体を動かすことによって腸が刺激されます。腸は刺激を受けたことによって排便能力などの力が活性化されます。特にデスクワーカーなど普段運動していない人は腸の働きが滞っています。体操など軽い運動を取り入れるだけでも腸に刺激を与えることはできますので、運動不足だと実感している人は意識的に運動をしてみてください。

副交感神経が優位になる

副交感神経が優位になると、腸の働きが活性化されます。

適度な運動をすると気持ちよくなりますよね。これは運動したことによって副交感神経が優位になったからです。副交感神経が優位になるとリラックスした気分になることができます。

副交感神経を優位にするには、激しい運動は必要ありません。自分がちょうど良いと思う範囲で構わないので、マイペースに運動してみることが大切です。

逆にストレスを感じたりすると交感神経が優位になり腸の働きは弱まってしまうので注意してください。

潰瘍性大腸炎でも運動して良いのか?

運動が腸の働きを活性化させることはわかりましたが、潰瘍性大腸炎患者でも運動をしていいのでしょうか?

潰瘍性大腸炎になると、下血または過度な食事制限によって貧血になりがちです。筆者も発症したての頃はそうでした。過度な食事制限(素うどんに温泉卵を乗せただけ。しかも食べ盛りなのに1玉のみ)を行っていましたが、案の定毎日貧血でした笑。

どこに行っても立ちくらみ。今思うと疲れやすい体にもなっていたような気もします。

そんな状態だとしたら無理に運動する必要はないかと思いますが、問題は運動をすることによって潰瘍性大腸炎の症状が悪化することはないのかということです。

実際、潰瘍性大腸炎でも運動しても問題ないのでしょうか?

潰瘍性大腸炎でも運動してOK!

結論から言うと、潰瘍性大腸炎でも運動しても構いません。むしろ、運動してください(笑)

特に寛解期の場合は運動して症状が悪化する心配も全くないので、日頃から運動することを心がけてください。

また、活動期の場合でも、自分の体調を崩さない程度でしたら運動はしても構いません。ただし、血流がよくなることで出血がひどくなる可能性はありますので、その点だけは注意してください。運動不足にならないようにサイクリングをしたり、軽いウォーキングをしたりすることがオススメです。

ステロイドを摂取している方は激しい運動は控えたほうがいい

潰瘍性大腸炎患者でも運動は基本的にOKですが、プレドニンなどのステロイドを摂取している方に関しては、激しい運動は控えた方が良さそうです。

ステロイドを摂取していると、コルチゾールというホルモンの分泌が悪くなます。結果、「疲れやすい」「傷が治りにくい」「免疫力の低下」などの副作用が出てきてしまうのです。

激しい運動は疲労もたまるし、意外と体にダメージを与えています。また、何かのはずみで体に傷がついた場合、治りが遅くなる危険があります。

ステロイドは、潰瘍性大腸炎のここぞという時には効果がある薬なのですので、ステロイド服用中は治療に専念したほうが良さそうですね (_ _).。o○

運動後は体を冷やさないように気をつける

潰瘍性大腸炎に運動がいいことはわかりました。みなさんには気兼ねなく運動してほしいのですが、1点だけ注意してほしいことがあります。

それは、運動後に体を冷やさないように気をつけてほしいということです。

運動をするともちろん汗をかきますよね。汗は体を冷やす効果があるので、お腹も冷えてしまう危険があります。

せっかく体を温めて血行を良くしたのだから、お腹を冷やしてそれを台無しにしてはもったいないです。

汗のケア、というよりはお腹のポカポカを維持するように心がけてください。

まとめ

以上が潰瘍性大腸炎と運動の関係性のまとめでした。

この記事で言いたかったことを軽くまとめると、

  1. 運動は腸を活性化させる
  2. 運動によって新陳代謝が高まることで腸内細胞も生まれ変わる
  3. 潰瘍性大腸炎でも基本的に運動してOK
  4. ステロイド服用中は激しい運動は控えた方がいい
  5. 運動後は体を冷やさないように気をつける

以上が本記事で言いたかったことです。

筆者は「ストレッチ」がオススメです。入念にやると結構体も温まってくる感じがありますよ。というか、汗かきます(笑)

なのでお風呂上がりとかにやって、お腹のポカポカを維持したまま寝ると効果がありそうですね。

みなさんも、自分自身の体の状態を見ながら、適度な運動で健康を維持していきましょう。

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