潰瘍性大腸炎の寛解をなるべく長く維持することはできるのか?寛解期に心がけたい7つのこと

潰瘍性大腸炎の多くの方は、再燃と寛解を繰り返します。

現在の医学では、100%寛解期を維持できるという方法は確立されていません。しかし、たった7つのことを心がけるだけで、再燃するリスクは抑えることができるはずです。

今回は、潰瘍性大腸炎の寛解期を少しでも長くするための方法について詳しく書いていこうと思います。



潰瘍性大腸炎の症状がない時期を寛解期という

潰瘍性大腸炎は、症状がある再燃期(活動期)と症状がない寛解期という時期を繰り返す場合が多いです。中には初回の発作だけすんでいる人や、再燃せずにずっと寛解期をキープしている方もいらっしゃいます。逆になかなか寛解期を迎えられない場合もあります。

寛解期にはすべての症状がなくなる

寛解期になると、基本的にすべての症状から解放されることとなります。

  • 腹痛・下痢がなくなる
  • 血便がなくなる
  • 食事制限がなくなる
  • 運動制限がなくなる

このように、基本的には健康な人となんら変わらない生活を送ることが可能となります。

寛解期の周期は決まっていない

潰瘍性大腸炎の再燃と寛解のサイクルは決まっているわけではありません。その周期は個人によってバラバラです。

中には何年も再燃をせずに長期寛解を維持している人や、逆に数ヶ月しか寛解期を維持できない人もいます。

寛解期の時期を少しでも長くすることが大切

残念ながら、寛解期の維持は現代医学を持ってもコントロールできるものではありません。元も子もない話をしてしまえば、寛解する時はするし、再燃する時はしてしまいます。

しかし、食生活や生活習慣の改善、またキレイな腸内環境を保ち、免疫力を向上させるかさせないかでは、寛解の期間も変わってくるはずです。

ですから、寛解期をできるだけ長期間維持するための工夫は行うべきだと言えるでしょう。

寛解維持のために心がけたい7つのこと

ここからは、寛解を長期間維持するために心がけたいことを7つ紹介します。

1.薬をサボらない

もし症状がなくなったとしても、処方されている薬はきちんと飲み続けるようにしてください。
アサコールやペンタサといった薬には以下のような効果もあります。

  • 寛解を維持する
  • ガンのリスクを低下させる

特に、潰瘍性大腸炎になると大腸ガンになるリスクが約10倍ほど高くなると言われています。ガンの発症リスクを低下させるためにも、薬はサボらずに飲み続けるようにしてください。

2.キレイな腸内環境を意識する

潰瘍性大腸炎の原因のひとつとして、腸内環境の悪化が最近注目されています。

簡単にメカニズムを説明すると、腸内環境の悪化によって免疫機能が異常状態となり、潰瘍性大腸炎などの免疫不全の病気を発症すると考えられているのです。

なぜ腸内環境の悪化が免疫機能と関係しているかというと、私たちの免疫機能の約70%は腸内に集まっているためです。そのため、腸内環境が悪化すると、免疫機能も異常状態になってしまいます。

腸内環境をキレイにするためのポイントは、悪玉菌を排出して乳酸菌などの善玉菌を増やすことです。

そのためには以下の3つのことを心がけてください。

食物繊維の摂取で悪玉菌を排出する

食物繊維には腸内の腐敗物、悪玉菌を絡め取って排出する力があります。簡単に言うと、腸内の汚れを落として、キレイに掃除してくれるということです。

食物繊維は腸に負担がかかると言われておりますが、細かく刻んだり、青汁や野菜ジュースなどから摂取することで腸への負担をぐっと軽くすることができます。

また、りんごやバナナなどに多く含まれる水溶性食物繊維は腸への負担も少ないので、積極的に摂取るうようにしてください。

乳酸菌の摂取で善玉菌を増やす

乳酸菌は腸内の悪玉菌の増殖を防ぎ、また便の状態を健康に保つ力が備わっています。

腸内の善玉菌を増やすことで悪玉菌の増殖する力は弱まりますので、腸内をキレイな状態に保つことが可能です。

善玉菌はヨーグルトや納豆などの発酵食品から摂取することもできますし、最近ではサプリメントから効率よく生きた乳酸菌を摂取することが可能です。

特にサプリメントには以下のようなメリットがあります。

  • 高濃度の乳酸菌を摂取できるので潰瘍性大腸炎に効果が高い
  • 生きて腸まで届けることができるので乳酸菌の力が強い
  • 数種類の乳酸菌を摂取できるので相乗効果で乳酸菌の力が強まる

ただし、どの乳酸菌サプリを選んでもいいわけではありません。乳酸菌サプリの選び方とオススメサプリについてはこちらの記事に詳しくまとめてありますのでぜひご覧ください。

潰瘍性大腸炎に負けない強い腸を作る!本当にオススメの乳酸菌サプリメント3選!

2017.11.03

肉・白砂糖など悪玉菌のエサになるものはほどほどに

肉に含まれる動物性たんぱく質や脂肪、そして精製された白砂糖は悪玉菌の大好物です。これらは悪玉菌のエサとなるため、腸内で腐敗物となったり、悪玉菌の増殖を助けてしまいます。

もちろんこれらのものを完全に断つ必要はありませんが、食物繊維を同時に摂るなど、腸内環境を意識した食事を心がけることをオススメします。

3.野菜をしっかり摂取して栄養をつける

潰瘍性大腸炎になると野菜を摂らなくなる方も多いと思いますが、野菜は積極的に摂取するようにしてください。

野菜には食物繊維が含まれているほか、善玉菌のエサになるため腸内環境にもよく、またビタミンやミネラルなど、私たちの健康維持に欠かせない栄養素もたくさん含まれています。

特に寛解期は食物繊維について気にする必要もないため、発症する前よりも野菜を積極的に摂取することをオススメします。そのほうがきちんと栄養素を摂取することができるため、免疫力も向上し、結果的に再燃を抑える力も増大します。

4.暴飲暴食はしない

いくら寛解期だからといって暴飲暴食はしないように心がけましょう。暴飲暴食は胃腸への負担も高く、また消化しきれいものは腸内で腐敗しやすいので腸内環境を悪化させる原因となります。

暴飲暴食がきっかけとなって再燃するケースも多々ありますので、食べ過ぎ・飲み過ぎには注意しましょう。

5.適度な運動を心がける

適度な運動は腸の健康にも効果的です。

運動すると以下のような効果を得ることができます。

  • 新陳代謝が上がる
  • 腸が刺激され活性化する
  • 副交感神経が優位になり腸の働きが高まる

運動によって副交感神経が優位になると腸の働きが高まります。結果として腸内の免疫細胞も活性化し、免疫力の向上につながります。免疫力の向上は再燃の予防にも効果的です。

激しい運動は必要ありません。自分が気持ち良いと思えるような運動で構いませんので、日頃から運動不足にならないように意識してみましょう。

6.ストレスを溜めない

日頃からストレスを発散するようにしましょう。

人間はストレスがかかると交感神経が優位となってしまいます。交感神経が優位となると腸の働きは弱まってしまいます。すると消化機能が鈍ってしまったり、腸内環境が悪くなるなどのリスクが生まれてしまいます。結果として免疫力も低下してしまい、再燃してしまうリスクも上がってしまうのです。

ストレスを発散する方法は人それぞれです。

  • 運動してみる
  • 趣味に没頭してみる
  • 街を散歩してみる
  • 買い物してみる
  • 遠くへ出かけてみる
  • とにかく休む
  • 自分のストレス発散方法を見つけておくと、ストレスがかかった時に対処できるようになります。

自分のストレス発散方法を見つけておくと、ストレスがかかった時に対処できるようになります。どんなストレス発散方法が自分にあっているか考えてみましょう。

7.睡眠をしっかりとる

寛解維持には睡眠をしっかりとることも大切です。

睡眠不足は私たちの免疫力を低下させることもわかっています。免疫力が低下すると再燃するリスクも上がってしまいます。

また、睡眠不足が続くとこのような弊害も生まれます。

  • 生活習慣病の発症リスクが上がる
  • うつ病などの精神疾患にかかりやすくなる
  • 脳へダメージを与える
  • 肌あれや老化の原因となる
  • 肥満になりやすくなる

私たちの健康を保つためにも睡眠はかなり重要です。夜遅くまで頑張ることも大切ですが、なるべく早く眠って睡眠時間を確保するようにしましょう。

症状がなくなったからといって腸粘膜が回復したわけではない

ちなみに、潰瘍性大腸炎の症状がなくなったからといって腸粘膜が回復したわけではないということは必ず覚えておいてください。

最近になって、症状が治ってすぐでは腸粘膜が完全に回復していないことがわかってきました。

出典:BeliveUCan

粘膜治癒となるまで気を緩めないことが大切

上の図のように、症状がなくなったからといってすぐに気を緩めてしまうと、実は粘膜の炎症が治っておらず、症状をぶり返してしまうというケースも結構あります。

症状が治ったからといって気を緩めず、必ず内視鏡で寛解状態になっていることを確認してから制限を解除するほうがより安全です。

体質や生活習慣を改善することが何よりも大切

潰瘍性大腸炎の寛解維持で最も大切なことは、これまでの生活習慣を見直し、腸内環境などの体質の改善を試みることだと考えています。

薬はあくまでも対症療法でしかありません。また、潰瘍性大腸炎には完治する治療方法はないため、あくまでも寛解は薬による効果ではないのです。

寛解を維持するためには、これまでの生活習慣、特に食生活などを見直すことが重要です。野菜をしっかりと食べる。暴飲暴食をしない。これらのことを心がけるだけでも腸内環境はぐっと良くなるはずです。

また、腸内環境がよくなれば免疫力が向上し、結果として再燃の予防に繋がります。もしこれまでの生活習慣で心当たりがあることがあれば、必ず改善するように努力しましょう。

さいごに

以上が潰瘍性大腸炎の寛解維持を保つためのテクニックでした。

何度も言いますが、潰瘍性大腸炎の寛解維持には薬頼りではなく体質の改善が重要だと考えています。幸い寛解期は野菜を問題なく摂取できるので、モリモリ野菜を食べるようにしてください。それだけでも腸内の腐敗物や悪玉菌は排出され、腸内がキレイになります。

またそのサポート役で乳酸菌サプリ等を摂取すればより高い効果が得られるでしょう。

寛解はある意味コントロールできるものではありませんが、何年も寛解を維持している人がいるのも事実です。

正しい生活習慣、栄養バランスの取れた食生活。これらを心がけて免疫力を向上させて長期寛解を手に入れましょう。

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